June 22, 2006

11. Sound of Music
サウンド・オブ・ミュージック

(Quarted from my previous blog)
もうずっと、「一番好きな」映画です。 ストーリーも景色も歌も楽しめる一本だと思っています。 オーストリア海軍のフォン・トラップ大佐の家庭に、家庭教師として送られた、おてんばな修道女見習いのマリア。 妻が7人の子どもを残して先立ったからか、大佐は自分の子どもたちにさえ心を閉ざしてしまったような人です。 マリアが、まず子どもたちと仲よくなり、そして大佐との間にも愛が生まれ・・・というストーリー。 話には、大佐の恋人である女性、ヒトラーのオーストリア侵攻なども絡んできて、ドキドキする展開に仕立てられています。脚色も加わりますが、実話にもとづいた映画です。 ザルツブルグやその周辺のザルツカンマーグートの町で撮影され、1965年に公開されました。その年のアカデミー賞で作品賞などを受賞しています。 私が好きな場面は、パーティーでマリアが大佐の息子(まだおちびちゃん)と民族舞踊を踊っていたら、それを見ていた大佐が息子と替わってマリアと踊り始めたシーン。 映画に使われている音楽は、どれもみんないいと思いますが、特に好きなのは「My Favorite Things 私のお気に入り」「Something Good 何かよいこと」「Climb Ev'ry Mountain すべての山に登れ」です。ついつい一緒に口ずさんでいます。 1981年に初めてオーストリアを訪ねた際、ザルツブルグはスイス移動への乗り換え駅でした。1994年の二度目のオーストリア訪問では、当時ウィーンに住んでいたオーストリア人の友人にいろいろと遊んでもらったのですが、私はとにかく「サウンド・オブ・ミュージック」に触れに行きたい!という気持ちでいっぱいでした。 「地球の歩き方」を見ると、ザルツブルグから、サウンド・オブ・ミュージックの舞台になった街めぐりをするツアーがあるというではありませんか。私は無謀にも「日帰り」でそれに参加することにしたのです。イメージで言うと、「日帰りで東京から京都の観光バスに乗りに行った」ようなもの。つきあってくれた、心優しい友人に感謝しています。 ツアーに参加して驚いたのは、「サウンド・オブ・ミュージック」が現地ではほとんど知られていないと言うこと。同行してくれた友人も、私に聞くまで知らなかったそうです。当然のように、ツアーの参加者もオーストリア人は私の友人だけで、後はアメリカ人がほとんどでした。日本人は私ひとり。

昨年夏、3度目のオーストリア旅行をしました。ザルツブルグと、念願のザルツカンマーグートの町を楽しむことができました。ザルツブルグの町には、今も「サウンド・オブ・ミュージック」ツアーの広告があります。それには、映画のモデルになったマリア本人、大佐を演じたクリストファー・プラマー、そしてマリアを演じたジュリー・アンドリュースの写真とメッセージがあしらわれていました。どの写真にも時の流れを感じました。 こうして文章を書いていると、また映画を見たくなります。今夜は自宅でDVD鑑賞かな?

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