恥ずかしいので小さな字で書きますよ。私は大学と大学院(修士)で物理学を専攻しました。(きゃー、言っちゃった)
でも、出願の時に「物理で行け!」と決定したのは私ではなくて父上。大学でも、年次が上がるほど成績は低空飛行・・・。
でも大学時代の私を知らない人は、誤解するんですねぇ、私のことを。
先日も、同僚から電話がかかってきて「NHK BSで、lazynanaさんが好きそうなの放送してるから見て」と言われました。TVをつけてみると、その番組は「未来への提言」でした。
理論物理学者Lisa Randall -リサ・ランドールさん-を紹介していました。
2004年の著作"Warped Passages"で、自身が提唱している「5次元空間」を一般向けに解説して注目を集めるようになった学者です。来年、スイスのジュネーブ近郊で、彼女が提唱した5次元空間を証明する実験するべく準備が進んでいるそうで、その存在が実証されれば、アインシュタイン以来の「世界観の転換年」になると言われているとか。
自分自身の考えを、穏やかに語る大学者。そして、小さな島のテレビで、彼女の話に感心していた私。
「物理学」という共通点から、何がこの違いを作ったんでしょう?
答えは簡単! 「数学」への興味です。
番組で、彼女は数学で物理をあらわす楽しみ・感動に触れていました。 私は、そうやって数学で物理をあらわす「一般化」の段階で落ちこぼれ始めました。高校までの数学は、感動的なものでしたが、どうしたことか、物理学のさまざまな内容を数学で表現することを学び始めて間もなく、それを楽しめなくなってしまったのでした。
今でも時々、微積に立ち戻って学びなおしたいと思うことがあります。感動しながら、純粋科学を学ぶ楽しみを、今からでも味わうことってできるかな?
Subscribe to:
Post Comments (Atom)
No comments:
Post a Comment