August 31, 2007

Why God can take him away from us?
神様はなぜ…?

あえてお名前を出させていただこうと思います。このブログを読んでくださる方の中には、私以外にも先生にお世話になった方がきっといらっしゃると思うので。
先生も「しょうがないですねぇ」っておっしゃって、許してくださるはず。ね?

大人の患者に、偉ぶらず、親身になって接してくれるお医者さんってどれくらいいるのかな?
喜久里衛先生は、その質問にまっさきに「いる!」とあげられそうなお医者さん。私がしばらく通った病院のお医者様でした。
沖縄でホスピスができつつあったときに、病院という枠組みを超えたワークショップやシンポジウムを開く活動をなさったり、ご自身が他県のホスピスに出て研鑽を積んだり。
人としてもお医者様としても、理想の方でした。
昨年、沖縄から他県のホスピスに移られたと伺っていましたが、久々で入ってきた「近況」は「闘病生活を送るからわらで、ホスピスでも仕事をなさっている」というものでした。そして、そんな中でも、生活のすべてをキリスト教の信仰の実践としておられると伺っていましたが。
8月22日に亡くなられたとのことです。

悲しくて悲しくて、訃報を受けたオフィスで泣いてしまいました。それから何日も経つのに、涙はまだおさまりません。

至らない私は、「この世の中で私たちのためにもっともっと生きて働いてほしかった」なんて思いました。
でも今は、私たちに「生き方」だけでなく「逝き方」まで示してくださったのかなと思います。
闘うお医者様・平岩正樹先生も、この10年、私の支えです。
そして今、喜久里衛先生も、「死がかならず訪れる存在」としての私の支えになると思います。

喜久里先生が、沖縄県内で勤務された病院のニュースレター3ページ目で紹介されています。

August 25, 2007

Bon Festival in Okinawa
今日からお盆 @沖縄

From today, we have a three-day festival called "Obon". I rememer this is a Buddhism festival to host the dead (our ancestors) in our house.
I have thought that I did not have anything to do with it because I am not a Buddhist.
But one of my friends told me "Obon can be a good excuse to take days off continuously in the Japanese offices." Well, that makes sense, I think.
This year, I spent all afternoon at my parents place.One of my sisters and I kept chatting and cooking....
We talked about our granda who passed away 12 years ago, about ouf job, etc.
I had a good time with my family who live separately now.
Now I think that Obon can be the time to meet family with the reason (like an excuse?) to host our ancestors.
By the way, how sweet to have girls in the family!! Do I think that way becuase I do not have any???

沖縄のお盆は今日からの3日間。
ここ数年、仕事その他で、ほとんどお盆らしいことをしていませんでした。 私の場合は「仏教徒でもないのに何でお盆よ?」っていう気持ちが強かったのかも。 私がそういったら、普段は私以上に斜に構えた考え方をしている悪友が「でもさぁ、そういうことでもないと日本企業って休めない雰囲気あるじゃん」って。 あ、そうか。支給された夏期休暇を使い切らない人もいるくらいだから、「せーの」で休めるお盆休みっていうのは、よい休暇なのかも。 #もっとも、私の職場は、お盆もクリスマスも関係なく通常業務です。
で。今年のお盆。 午後からずっと両親のところですごしました。 久しぶりに妹と台所に立ち、ひらすらおしゃべりしながら料理・料理。 先日13回忌だった祖母の思い出話などをしながらの数時間。
独立して離れている家族や、小さい人たちに会えて楽しかったです。そっか、ご先祖様に語りかけながらそうやって過ごすっていうのがお盆の極意かな。今更ながらそう思った次第。
…それにしても、女の子というのはかくもかわいらしい存在なのね。いいないいな~。 自分にいないから、「隣の芝生」感覚でそう思えるのかしら。

August 21, 2007

出張で思ったことは… ななちゃん、やせなくちゃ

1泊で東京出張に行きました。

今の職場に転職して10年、引率ではない出張は初めて。人数確認のないひとり旅。
うれしいような、さびしいような・・・。
東京への飛行機は、富士山が見える席。夏なので雪はほとんど消えていましたが、それでも「あたまを雲の上に出し…」のとおりの富士山が見えるとうれしくなりました。沖縄にいる研修員のために「はいぱちり」

東京はとてもとても暑かった。
あんなに暑いのに、サラリーマンとおぼしき男性たちのスーツ姿が目立ったのがとても気になりました。沖縄で「かりゆしウェア」が主流である生活に慣れているのでスーツに視線が行ったのかもしれないけれど、それにしても長袖のスーツはとてもかわいそうに見えました。
一方、女性は。充分にこの気候に順応していますねぇ。ノースリーブが以前よりも多くなったように思います。んー。見た目にも涼しげ。やっぱり女性は環境に順応するのかしら。

仕事先は、西新宿の職場(本部)と霞ヶ関の財務省。
財務省の建物がとても古く、移転する前の私の大学を思い出しました。

暑い中、荷物を持って移動したり、慣れない打ち合わせをしたりしたためか、疲れてしまい、仕事が終わって一端ホテルに戻って携帯電話の充電をしていたら私も一緒に充電モードzzz...
疲れていてもちゃんと食事をしなくてはと思い、19階の部屋から16階のロビーに下り、外出しようとしてびっくり。
大きな窓いっぱいに広がる黄昏の東京。そしてその向こうには富士山の影。

朝も昼もパンだったので、お米が食べたいと思ったのですが、ホテルの周囲で行ったことがあるのがお蕎麦屋さんだけで、結局そこで「天せいろ」をいただくことに。
食べたら元気になって、しばらくすずらん通りをお散歩。
San FransiscoにあったSee's Candiesや、Mariage Frereに行ってみました。
正真正銘の東京の銀座なんて、普段の私には縁のないところですが、なぜかこの「すずらん通り」には、好きなお店がいくつも。今回は行きませんでしたが、「かのこ」もあるのよね。

ホテルは、インターネットで予約した「三井ガーデンホテル銀座プレミア」。
Premiereよ、Premiere!(って誰に言ってる?)

バスルームの造りがとても気に入りました。すっきりしていて使いやすかった。びっくりしたのが、偏光ガラスでできているシャワールームの窓。ビュー切り替えで、磨りガラスが透明に。その向こうがベッド、そして…大きなガラス窓。
つまり、シャワーしながら外が見える!電気を消してシャワーすれば、東京の夜景が楽しめるしかけ。
でもねぇ・・・私はそのしかけを楽しむことはしませんでした。

シャワーもバスタブも使って、ちょっとぜいたくにバスタイムしました。疲れを感じた脚をマッサージしながらのバスタブはとても気持ちよかった。

夜、部屋の灯りを落として、カーテンをあけました。それでも充分に夜景は楽しめたから。

仕事の予習(どれだけ準備しても足りない気がするのよねぇ)をして、6時間ほど眠りました。枕もちょうどよく、気持ちよかった。

朝、もう一度シャワーに入り、着替えてホテルで朝食。
前日に食べなかったのでお米をいただこうと思ったのに、バフェの品揃えを見ていたら、Oh, my God! な再会。オーストリア旅行で、Grazにいた日以外、毎日食べていたカイザーゼンメル様が。「お米!」の気持ちは軽く消し飛び、私の朝食はこんな具合に。

周囲の地理がわかってきたら、銀座線の駅までは本当に数分。
かくして、ホテルから財務省まで15分ほどで到着。

仕事はー。やっぱり緊張しましたねぇ。
朝食後から緊張が続き、てのひらも冷たくなりました。でも、私が担当するのは「プレゼンテーション技法」。
緊張しているという状態も受け入れ、受講生の実になる講義をしなくてはなりません。
最初、受講生たちの表情は堅かったように思います。普段は財政とか金融の研修を受けているのが、その日は全然畑違いな内容だったから、当然だったのかもしれません。
ロシア語に通訳したら「うけない」かもしれなかった冗談を飛ばし、受講生に当てて発言してもらい、次第にうち解けた講義になっていきました。ここまでくれば講義は成功です(ほんとかな)。

そして。その日のランチでやっと「お米」に相まみえました。
それも、「タコライス」。一緒した同僚によると、この頃は東京でもよく見かけるようになってきたのだそうです。
どんなのが出てくるのかと思ったら、やっぱり見かけからちょっと沖縄のと違っていました。

午後の講義もスムーズに終え、講義後の質疑も順調に終えてさよならしました。「ウズベキスタンに呼ぶからね」と言っていただけたのがうれしかった。
霞ヶ関(駅は虎ノ門)→新橋→品川と移動し、以前の職場で同僚だったKちゃんに会いました。
去年の3月に会って以来。でも、この間隔は短い方。
京急駅ビルのAfternoon Teaでお茶しながらおしゃべり。会える時間が短いのに話したいことが山ほどあって、機関銃のようにしゃべりまくっていました。
Kちゃんは、いつ会ってもかわいい。私もこんな人になりたいな。ま、人には向き不向きがあるので、無理だと思うけれど :D

京急で羽田に行き、夜の飛行機で沖縄に戻りました。
疲れているのにあまり眠れず、やっと眠りに落ちたのはフライトの後半。目を覚ましたら、沖縄本島東海岸上空で、それはそれはきれいな夜景が眼下に広がっていました。海中道路がきれいだったこと。しばし見とれて、「あ、写真!!」と思った瞬間に「…すべての電子機器は電源を
お切りください」って。あーあ。それでも、ちょっとだったら撮影してもいいかななんて思い、カメラを手にしたのですが、結局まじめな私はおりこうにしていたのでした。

出張で思ったこと。
1.時には出前講義も担当した方がいいですね。普段の講義を振り返る好機になりました。
2.ホテルの部屋には大きな鏡がありました。そこに映った我が身に、もうがっくり。自宅には全身を映す鏡がありません。そのせいなのか、現実の自分の姿を直視することなく過ごしてきたようです。やせなくちゃ。

今のままではあんまりよ。